【読書感想文】「中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由」喜瀬雅則

「中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由」喜瀬雅則を読みました。今日はその読書感想文です。
名古屋と東海地方、思ったよりも特殊だった
章立ては以下の通りです。
・序章 地産地消のコンテンツ
・1章 支えあう構図
・2章 半歩だけ前へ
・3章 星野王国
・4章 名古屋の流儀
・5章 フランチャイズ・プレーヤー
・6章 連覇でも退任した理由
・7章 「5年先」か「今」か
・終章 立浪和義、不退転の決意
中日ドラゴンズに関する本といえばその通りなのですが、どちらかというと中日ドラゴンズを題材にした「名古屋論」という表現の方が適当ですかね?全部で350Pもあってびっくりした。そんなに愛される理由あるか?
生まれが浜松なので私も悲しいかな物心ついたときにはドラゴンズファンです。その時はまだ強かったし。今は試合あんまり見てないですけど。点が入らなくて、チャンスはモノにできないし、先発投手は見殺しにされるわで…試合を追いかけるのがつらい。見ていて心が苦しくなる。でも、中日が勝てばその日はうれしい、そんなレベルのファンです。
そんな熱心ではないファンの私、ハイライトの映像(勝った試合限定)を見るたびにいつも思っていました。
「名古屋のファンはなぜバンテリンドームナゴヤなんていう球場にこんな詰めかけるのだろう…」
その問いに対する答えの一つとして本書ではこれでもかというくらい名古屋の特殊性について中日ドラゴンズの関係者たちのインタビューから明らかにしています。しつこいくらいに。デカ盛りで。
乱暴に一言でまとめると「名古屋の人は名古屋が好き」ということなんでしょう。皆さんあまり大きな声では「名古屋LOVE」とは言わないけど。
23年弱を東海地方で過ごしてきたのであまり名古屋の特殊性を感じてこなかったのですが、東海地方から6年離れてみると、確かに名古屋って特殊だなと感じることがあります。スーパーに行くとドアラが印刷されている商品売ってたな、そういえばとか。土日の昼はテレビつければ地上波でだいたいドラゴンズ戦やってるし(だいたい打てなくて負ける)。
今の中日ドラゴンズは名古屋・東海地方の「おらがチーム」にどんどんなりつつあるなと思います。それで強ければいいんですが、なかなか強くならないのが現実。今年はどうでしょう。個人的予想ですが65勝できればいいなと思います。
立浪ドラゴンズは、安定して”稼げるコンテンツ”なのだ。
「中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由」喜瀬雅則 p.63より引用 注は引用者追記
球団内部では2024年に向け、球団史上初の2年連続最下位、ここ10年で9年のBクラスという長き低迷に、監督交代の話も浮上したそうだ。
ただ、球団側のそうした検討案に対し、本社サイドからこう問い質された。
「立浪(注:監督)を代えて、今のように稼げるようになるのか。それ以上の案があるのか」
球団サイドはそれこそ二の句も継げず、立浪の続投が決まったのだという。

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